会期：2017年2月18日(土)～19日(日) 　　　10時～17時
場所：基町高校西棟4階展示ギャラリー

ここでは油絵だけでなく、日本画、デザインや映像などもある。

素描教室では被爆者からの証言を聞き、それを油絵で表現した作品がずらり。じつに写真よりうまく描けている。生徒たちの「聞く力」と「表現する力」に感動を覚えた。
さらにメイン通路を進んでいくと生徒たちの作品がところせましと掛けてある。
さすがに私も一枚づつみる余裕はない。
なぜなら11:30分から野外で「ライブペインティング」があるからだ。

入った中央の通路は「彫塑」、「陶芸」、「工芸」、「デザイン」、「CG」が並ぶ。昨日、今日と即売もあったそうだが、ほとんどが売り切れていた。途中教室に入ると先程の画家の制作途中の絵が掛かっていた。他人のアトリエを見ることはほとんどないのでこれは何にか得した感じだ。

2月としたら柔らかい日差しだ。
元来、山口県出身なので広島の高校は初めて入構した。2000年(H12年)にリューアルされたのは知っていたが、道路からしか見てなかった。

正門から入り、自転車を適当な場所に停め、エレベーターで4階に行く。

セレモニーは昨日あったらしいが、本日も大勢の人出だ。来場者はほとんどは卒業生の家族、知人と思われる。

今回の卒展の案内状は友人の画家からいただいたもので、この高校で講師をされている。聞いてはいたが、クラス40人中、男子は5名だけ。

風来坊の感想
絵は2回に分けて描いたが「完成予想図」があったとみた。
途中からだんだん具象化して平凡な絵になったところは、ちょっと残念。できたら形にとらわれず、全員が好きな色を好きなところにおいて、破天荒でバラバラな個性が巣立っていくのをみてみたかった。

「ライブペインティング」は横2.5m×高さ1.5mのパネルに描き手が約10人、バックヤードで約10人で進む。

←約30分掛けて完成

向う側は昨日制作したもの。手前の画が今日。乾燥後2枚をつなぎ合わせ、3年間の学びを経ていまから飛び立とうとする自分たちを表現したという。

若者たちにエールを贈る。