8月のおすすめ    鍋山(紫福地区)

お盆といえば47年連続で帰省しています。その紫福地区にあるのがこの「鍋山」(標高360メートル)
:萩から県道10号を福賀方面へてくと約20kmでこの現場に着く。

この地区は江戸時代禁教の「隠れキリシタン伝承」が残っている。この絵のすぐ近くには「伴天連の墓」と「三位一体像」が、もう1kmも行くと「マリア観音」や「マリア地蔵」もある。 隠れキリシタンはここを「至福の丘」といっていたとか。その墓石の多くはここ鍋山から切り出した安山岩が使われている。

伝承なので古文書など史実を示すものは何もない。長崎や天草の「潜伏キリシタン」とも違う。

鍋山はその名の通り「鍋をひっくり返した」形をしている。その昔、火山だったことがこの溶岩ドームの形を一目見ればわかる。
土の色は赤茶色で、粘りがあり、樹木をはじめ野菜類も良く育つ。

現在、山は戦後になって植林された人工林の杉が多く、樹齢も平均で60年くらいだろう。
我が家もこの地に山林がある。中学校のころ雪の日には枝の雪落としに父と一緒に行き頭から雪を被った思い出がある。その木も伐採期にあるが、こう林産品が安いとなると伐採する気にもならない。

この地の約2km手前(JAあぶらんど萩/阿中支所)には地元農家が作った「野菜市」がある。「新鮮で安い」私のゼッタイのおススメ。