既にホームセンターで作成していた額に色(水性ブラックつや消し)付けます。
塗ってはサンドペーパーで削りまた塗る作業を三回しました。ここは部屋の中だと予期せぬことが起こりそうなので、前の公園で人気の少ない午前中にやりました。
良く乾かし午後は6畳和室で釘打ちです。体重を額の二辺にかけ、水平直角に固定し、ミニビスを小型電気ドリルで打ち込みます。昔はパネル釘を金槌で打ったのですがこれは位置がずれやすかったので苦労しました。
以前はコーナー切りも自宅で手作業でしていましたがホームセンターの工房が利用できることを知り、ホームセンターで電機ノコでやっています。
これできれいに仕上がるようになりました。

6月13日(水) 下描き

 締切り期日も次第に気になりだしました。とりあえず色を置いていきます。
実はこれが一番大事でいわゆる「構図」です。赤色の分量、グリーンの分量、背景の分割など、デッサンだけでは分かりません。とくに私みたいにラフなデッサンしか出来ない者には早めの着彩が必要です。
 今日のところはとりあえずここまで。約1時間の制作でした。
後は毎日眺めてつぼみの数をどうするか。花はこれでよいか。眺めながら考察します。
                

6月4日(水) キャンバス張り

 本日、当地方は梅雨入りしたとのこと。雨の降る日は絶好のキャンバス張りの日です。
1.木枠を組み立てる。私の場合ゴムハンマーを利用しています。以前は音を少なくするため金槌にタオルを巻いていました。
2.キャンバスをカットする。私の場合キャンバスの横に釘を打たず、
 後ろで留めるので木枠より各辺とも7cm大きくカットします。
3キャンバス裏側を霧吹きである程度湿気をもたせる。乾くとピンと張ります。
4.コテでしっかり弛みを伸ばしておきます。
5.キャンバスを下におき、その上に木枠を乗せ、四スマをタッカーで仮綴じする。
4キャンバスプライヤー(歯幅10cm)でまんべんなく引っ張っておく。
6.中央部から足の長い「大作用TACKS」(文房堂)を先切金槌で打ち込みます。次にその対角線を、次は90度横の順番で外側に向いて打っていきます。今回はは釘間は10cmで打っています。
8.ある程度のところでタッカーの釘をニッパーで抜いておきます。
9.角は一番気を使うところ、キャンバス横を見せるため内側に丁寧に折り込み、釘を打ちます。
10.端にしわが出来たので最後に濡れタオルで再度湿気を与えます。
以上で終わり。全工程で約2時間。使った道具(ゴムハンマー除く)→

背景の原爆ドームや灯篭流し。8月の空を描き起こしました。また緑色系の部分にイエローオーカーでグラッシしました。
本日、妻が「直線が多いのでカンナの薄い花びらの感じがしない」
と言ったので、花びらに丸みをつけました。
下に緑系があるのでホワイトを入れて一度描き、その上に再度赤色系で描きなおします。赤色系の色にカドミウムレッド、カドミウムレッドディープを付け足しています。

明日は八千代の丘美術館でギャラリートークする予定です。雨が降らなければこの絵も持っていきたいと思っています。

第45回元陽展出品作品(F100号)の制作過程

6月7日(土) 木炭デッサン

私は「エスキース」はほとんど作りません。作ってもそのとおりに行かないからです。つまりへたくそ。
先日張ったキャンバスに木炭でデッサンしました。

←大州小学校の子供たちが昨年植えたカンナも満開

 

(仮題)

9月18日(金)  額の作成

右端の赤色がカーマイン系ですが、カドミウムレッドミドルにしてみました。と同時に、葉のふちにも同色を入れてみました。
変わったのが分かりますか。いよいよ最終段階です。

サインも昨年から変わっています。漢字サインを書家の方にデザインしていただきました。でもまだうまく書けません。

昨年に引き続き、大州小学校の「カンナロード・プロジェクト」に賛同しカンナをモチーフに選びました。

 昨年描いた「平和・希望・カンナ」(F100号)は大州小学校へ寄付しました。お礼として一輪挿し花瓶や子供たちが描いた色紙をいただきました。私の部屋に飾っています。→

丁寧にセンターを取りビスでとりつけました。これで完成です。


この作品は10月30日(木)~11月6日(木)ただし4日(火)は休館日の間東京都美術館(上野公園内)の元陽展で発表します。

また元陽展広島巡回展 12月9日(火)~14日(日)広島県立美術館(広島市中区)や大阪巡回展1月8日(木)~13日(火)にも展示されます。

赤色系(チャイニーズレッド、ピオニーレッド、ピュアレッド、ブライトレッド、フレンチバーミリオン、カーマイン他)
緑色系(ビリジャン、パーマネントグリーンL、パーマネントグリーンD、クロームグリーンD、サップグリーン他)
青色系(コバルトブルー、ウルトラマリンL、フロシタニアンブルー、インジゴ)

6月17日(火) 厚塗り(インパスト)

 上下にサンドマチエール(イエローオーカー部分)を置いたのでしばらく横にします。4.5畳のアトリエ兼書斎は足の踏み場もありません。少し乾いたら立てるつもりですが、今日は雨のためどうなるか。

6月15日(日) 厚塗り(インパスト)

 色をおきますと今度はある程度の厚塗りをするため関連した色を置いていきます。今回しようしているレッド系の色は透明色が多いため、下には明るい色をおきました。

以下、画像をクリックすれば大きくなります。

6月25日(水)少し形を描く

 厚塗りも乾燥したので、少し早いのですが色・形を再度確認しました。ここまではイメージどおりに進行しています。
私の場合、エスキースを作らないのでその日の気分で進めていきます。
 マンションの通路側で乾かします。他人に色がつかないようにビニールシートを被せています。夜には部屋に入れます。→
 

7月11日(金)  色の表情にこだわる

 また少し花の部分を大きくしました。大きくする場合は下地の色が出てこないようにホワイトを混ぜています。
 カンナもひとつひとつに表情を持たせようと再度色を違えています。

8月3日(日)  線にこだわる

搬入日まで自宅アトリエ兼書斎(242cm×295cm)で保管です。
100Fも縦書きでしたらこの状態でおけますが横書きだったらコーナーを使っています。

9月20日(土)  額入れ

9月11日(木)  赤色の調整